全国の懐かしい町並みを見て歩いてかれこれ30年近くになりました。 その時の街並み紀行とあわせて、主に余り著名でないB級以下の建物やバスをはじめとした懐かしい車たちを色々な角度から見た画像なども紹介したいと思っています。 建物の模型等を作られる方の参考になればブログ主としては大変幸せに思います。

2014年12月31日水曜日

それでは、良いお年を。


いよいよ今年もあと数時間ですね。

本年は弊ブログを見ていただき、ありがとうございます。

マイペース・気まぐれ更新の弊ブログもおかげ様で本年秋には10万アクセスを頂戴しました。

ありがとうございました。

引き続き、来年もよろしくお願いします。







それでは皆様、良い年をお迎えください。

2014年12月29日月曜日

大畑の消防署にて

青森県下北半島の大畑で出会った光景です。

88.7.31 青森県 大畑

たまたま通りかかった消防署で、新しい消防車が納入されて記念写真を撮影するシーンに出食わしました。
消防署の方に挨拶をして消防車を撮りながら、記念写真のシーンも撮らせていただきました。

88.7.31 青森県 大畑

いろいろな記念写真のポーズをとっていますね。
きっと、写真左側のボンネット型消防車の後任なのでしょう。


88.7.31 青森県 大畑

消防署の脇には消防団の車庫もあって、運良くその中のかなりの年代物の消防車も日向ぼっこをしていました。

88.7.31 青森県 大畑

当時の記録には『トヨタ ウエッポンキャリア』と書かれています。
あっているのでしょうか?

2014年12月28日日曜日

仙台駅近くの飲食街 『仙台銀座』

急遽所用で向かった仙台。
用件を終わらせた後に仙台の駅に向かう途中でちょっと懐かしい飲食街を見つけました。

14.3.14 宮城県 仙台

その飲食街の名前は『仙台銀座』。
ベタな名前です。

14.3.14 宮城県 仙台

路地の真ん中に排水溝がある所には惹かれるものがあります。

14.3.14 宮城県 仙台

照明は建物の壁付け。
外国では当たり前の事ですが、日本では結構見かけることが少ないです。

14.3.14 宮城県 仙台

周辺は近代的なビル街。
ここだけ時間が止まっています。

14.3.14 宮城県 仙台

ちょっと立ち寄りたくなるお店がありましたが、後ろ髪を引かれるように新幹線の客となりました。

2014年12月25日木曜日

中世の街のクリスマス

去年のクリスマスに続いてドイツ、ロマンチック街道の街・ローテンブルクのクリスマスの第二弾です。
ローテンブルクは、入り組んだ路地や小さな公園それを取り巻く木組み住宅といった中世さながらのよく保存された旧市街で知られています。
1991年の暮、クリスマスの飾りつけをされた街並みを見てみました。


91.12.30 Rothenburg ob.d.Tauber

クリスマスの飾りが美しい街並み。

91.12.30 Rothenburg ob.d.Tauber

夕闇迫るとイルミネーションが際だって来ます。



91.12.30 Rothenburg ob.d.Tauber

狭い路地も味わいがあります。

91.12.30 Rothenburg ob.d.Tauber


彼の地ではクリスマスが過ぎても一定期間飾り付けは残されます。
この感覚は日本とは違いますね。

91.12.30 Rothenburg ob.d.Tauber

石畳に反射するイルミネーションが印象的です。

91.12.30 Rothenburg ob.d.Tauber



91.12.30 Rothenburg ob.d.Tauber

中世の街の夜は更けてゆきます。


2014年12月20日土曜日

八百津駅と駅前風景

今は廃止になってしまった名鉄電車八百津線の終点、八百津駅。
八百津の駅は町の中心地から木曽川を渡った対岸に位置していて、立地的にはかなり離れた場所にありました。
そのせいもあって八百津線は閑散路線で、晩年は架線を外して気動車化されるなど合理化に努めましたが結局は2001年に路線廃止なってしまいました。

90.2.18 岐阜県 八百津

八百津駅舎です。
洋風の瀟洒な駅舎でした。

90.2.18 岐阜県 八百津

駅舎のホーム側の表情です。

90.2.18 岐阜県 八百津

線路側から見た駅の全景です。

90.2.18 岐阜県 八百津

八百津駅のはずれを走る名鉄電車の気動車。
昔は電車が来ていましたが、合理化のため架線が外されてバスみたいな気動車が往復していました。
このような合理化は決して良い方向に改善することはなく、結果的には廃止に追い込まれています。

90.2.18 岐阜県 八百津

駅前風景です。
駅前通りには純和風のタクシー営業所がありました。


90.2.18 岐阜県 八百津

駅前通りには古い家屋が並んでいました。


2014年12月17日水曜日

御嵩駅と駅前風景

宿場町でもあった御嵩。
その玄関口の御嵩駅は印象的な駅舎でした。


90.2.18 岐阜県 御嵩

名鉄電車の御嵩駅駅前風景です。

90.2.18 岐阜県 御嵩

御嵩駅から出る列車は今でこそ新可児までの区間列車のみになったようですが、以前は名古屋まで特急列車が直通する駅でした。
開業は意外にも戦後の1952年の開業です。


90.2.18 岐阜県 御嵩

駅舎の側面です。
道なりに斜めにカットされていて、なかなか複雑な構造です。
正面から見たら普通に見える屋根周りも独特な意匠であることが分かります。

90.2.18 岐阜県 御嵩

改札口付近から見たホームの様子です。

90.2.18 岐阜県 御嵩

こちらは便所。
屋根周りの意匠は駅舎と揃えられています。


90.2.18 岐阜県 御嵩

駅前通りの風景です。

90.2.18 岐阜県 御嵩

その駅前通りにあった郷土館。

2014年12月13日土曜日

東急バス 瀬田営業所

以前は各地に見られたかまぼこ型の車庫や工場の建物も最近は見られなくなりました。
環八に面した東急バスの瀬田営業所は特徴のある車庫建物が道路からもよく見えていました。

87.12.26 世田谷区 瀬田

こちらが瀬田営業所の建物です。

87.12.26 世田谷区 瀬田

建物も古いですが、出入りするバスも古いものでした。
最近はどうなのかわかりませんが、東急のバスは他の電鉄系のバスよりも更新を重ねて使用していたので、他の都内のバスが10年程度で引退するのに対して東急バスは15年以上使用されるケースが多かったようで、古いバスが多く見られました。
87.12.26 世田谷区 瀬田

こちらは『ブルドック』と呼ばれた三菱ふそうのバス。

87.12.26 世田谷区 瀬田

こちらは当時の最古参のバスで、バス窓を残す都内では貴重なバスでした。


2014年12月10日水曜日

金沢の食堂 『たきや』

金沢市東本願寺金沢別院の近くにある食堂「たきや」。

14.11.8 石川県 金沢

立派な造りの木造三階建ての食堂です。

14.11.8 石川県 金沢

お店は金沢駅から武蔵が辻に至る途中の
横安江町商店街にあります。

14.11.8 石川県 金沢

かなり増改築が繰り返されているような雰囲気でした。

14.11.8 石川県 金沢

味わいのある建物でした。

2014年12月7日日曜日

飛鳥山前郵便局

都電の走る飛鳥山前に古風な郵便局がありました。

88.10.22 北区 飛鳥山

現在唯一残る都電荒川線は、殆どが専用軌道出会ったことが幸いして一命を取り留めたのですが、飛鳥山から王子駅前までは路面を走る区間が今も残っています。

88.10.22 北区 飛鳥山

こちらの飛鳥山公園前の交差点には横断歩道橋が有り、そこから見える地味な建物が昔の飛鳥山前郵便局です。

88.10.22 北区 飛鳥山

かなりどっしりとした造りで、側面は煉瓦を積んだかなりの年代物の郵便局舎でした。

88.10.22 北区 飛鳥山

正面をアップで見てみます。


88.10.22 北区 飛鳥山

屋根のアップです。
こちらもあまり見かけない造りでした。


今の様子を見に行ってきました。

14.12.6 北区 飛鳥山

以前の郵便局の場所は駐車場とたこ課長に化けていました。
右手の質屋さんは現在も盛業中でした。

14.12.6 北区 飛鳥山

前回はちゃんと撮らなかった質屋さん。
今回はじっくりと撮りました。

14.12.6 北区 飛鳥山

郵便局自体は健在で、少し交差点側に移転新築されていました。
随分と立派になったものです。


14.12.6 北区 飛鳥山

季節は既に師走。
郵便局今昔探訪をしているだけで体がすっかり冷えてしまいました。

2014年12月4日木曜日

犀川大橋袂の『山錦楼』

金沢・犀川大橋は今の鉄橋には無い優美な外観のトラス橋です。

14.11.8 石川県 金沢

その犀川大橋の画像左手奥に何やら木造4階建ての建物がちらっと見えました。

14.11.8 石川県 金沢

そこで、橋の反対側から見てみますとこんな建物が川沿いに建っていました。

14.11.8 石川県 金沢

もう少しアップにしてみます。
これは只者では無い雰囲気の建物です。

14.11.8 石川県 金沢

そこで、建物に近づいてみました。
表側から見ると木造三階建ての料亭でありました。

山錦楼は、初代が野田町から現在地へ移転した大正11年(1922)に建築されたといわれています。2階建ての町家が建ち並んでいた一角で現在の正面左側にあたる3軒分を客座敷向きに改築したのが大正14年(1925)頃、さらに3階部分を建て増しして継いだのが昭和11年(1936)頃といいます。この建物では正面玄関の1~2階が最も古い部分を残しています。
大正末~昭和初期にかけて、金沢では、本2階建てをしのぐ2階建ての料亭・旅館が、営業スペースの拡大を目的に数多く新築されていました。それに刺激され、3階建ての建物にしたものと考えられます。犀川河岸の段差ある敷地に立つため、河岸から見ると4階建てとなっています。
平面構成は、1階は主に客の待合や帳場と料理場などで占められ、2階から上に座敷がいくつか並び、特に大広間は各階に1間ずつ設けられています。2階の大広間(39.5畳)は格天井で色壁はグリーン、3階の大広間(21畳)は竿縁天井で壁色はコバルトブルーです。3階の方が時代がやや新しいだけに、付け書院、床脇の棚、欄間などの意匠に技巧が目立ちます。また地下階は客用便所や使用人のための部屋などがあります。外観は町家建築からの発展形を基調とした意匠でまとめられています。数回にわたって建て増しされ、組み込まれた部分も、全体の中では違和感なく連続しており、いやみのない端正な意匠となっています。複数の町家を融合させ、長期にわたって構成されてきたユニークな建物です(以上、金沢市HPより)。

14.11.8 石川県 金沢

ちょっと見えにくいですが、建物の説明文も掲示されていました。

14.11.8 石川県 金沢

正面右手からの外観。

14.11.8 石川県 金沢

玄関部分のアップ。

14.11.8 石川県 金沢

裏手に回って反対側から見てみました。
奥に犀川大橋が見えます。


14.11.8 石川県 金沢

裏側から見た建物の雰囲気もすごいです。